QILOT(キュイロット)最年長のTくん(高1)
心理学とドット絵が大好きな彼にインタビュー!
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みきてぃ – QILOTグループリーダー(以下M)
さて、QILOTの初期メンバーであり一番年上のTくんに、これまでの活動についてインタビューをしていきたいと思います!Tくんよろしくね!
Tくん – QILOT生徒(高1)
お願いしまっす!
T君とキュイロット
M:Tくんは、アフタースクール唯一の高校生なわけだけど、高校生になっても続けたいと思った理由は何だったの?
T:場所をころころ変えるのが好きじゃないっていうのがまずあります。もう半分はノリです(笑)
前に入っていた塾は“一教科でいくら”ってお金がかかったけど、ここでは勉強以外のこともできるから、自由度が高くて良いんですよ。
あと、オンラインっていうのが何よりデカイ!
M:オンラインね!Tくんが思うオンラインのいいところを教えて?
T:まず移動の時間がないっていうのがめっちゃいい!
塾までは自転車で15分以上かかってたから、授業が始まるギリギリかちょっと遅れることもあったけど、オンラインだと自分の部屋でできるから遅刻することがないし、ギリギリまで自分のことができるじゃないですか。あと、雨だと親に送り迎えを頼んだりしなきゃいけなかったり、「あんた、そろそろ行かなくていいの⁉️」って急かされることもないし… そこからも解放されました。
M:たしかに(笑)移動時間を自分の時間にできるのはうれしいよね!お母さんもストレスフリー!
M:自分の部屋ではどんな風にやってるの?
T:スマホでZoom繋いで、それをテレビの画面に映してますね。探究とかは支給されたタブレットを使ってます。
部屋でゲームやるときも同じテレビを使ってるんだけど、画面までのちょうどいい距離がゲームと勉強で違うんですよね。だから、アフタースクールの前に机の向きを変えてるんです。それでなんか切り替えができて、自分的にはいいなって思ってます。
M:なるほど、そういう切り替えの仕方もあるのか!
イメージ図
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M:そういえば、QILOTのアフタースクールに入ったきっかけは何だったの?
T:クラスメートがここ(アフタースクール)に入っていて、その子から聞いて知りました。
M:Tくんはアフタースクールでオンラインでもいろいろな子と会話してるよね。もともと人と話すのが好きなタイプ?
T:人と話すのは大好きですね!でも、実際に会うと人見知り発動しちゃうコミュ障なんですよ…。
ハギタツ先生とも、直接会ったら、たぶん今みたいにツッコめないと思う。ツッコミの質が落ちる。
M:えー⁉️ ”ハギタツのボケにTくんがツッコむ”って、もはや日常なのに!元担任のハギタツにもそうなっちゃうの⁉️ 今だから言えるけど、アフタースクールのメンバーの中で、第一印象と今の印象がいちばん違うのってTくんなんだよね(笑)こんなに話しやすい子だったのか!って…。
人見知り発動してたと思うと、納得。
T君が語るQILOTの魅力
M:じゃあ、Tくんが思うQILOTの魅力を教えて?
T:オンラインっていうことの良さは、さっき話した通りで…。“やることを自分で決められる”ってことと、“自由度が高い”ってことですね!大枠の計画はもちろん決めるんだけど、その日やることを、アフタースクールの直前や、1コマ目の「計画」の時間に考え直すことも多いです。
M:アフタースクールでは時間を4コマに分けているけど、Tくんの学習計画を見ると、“1~2コマに勉強・3~4コマに探究”っていう日が多いよね。それは計画のときに意識してる?
T:そうですね、バラバラなのは嫌なんですよ。だから、いつも「前半」「後半」って分けて計画を立ててます。今だと、前半は学校の勉強・後半はドット絵って感じですね。それで、早めに終わったら「じゃあこれもやろうかな」とか「後半のを繰り上げてやろうかな」って考えて…って感じです。学校の勉強は、課題だったり テスト対策だったり 苦手科目だったり、それも日によって違うので。
M:Tくんって、学校の勉強より、ドット絵(探究)のときの方が無言で集中してるよね?
T:ですねー(笑)いやぁ、ドット絵は、細かい部分と全体の両方を見ながら作業してるんで!
学校の勉強の暗記とか、1問ずつだったりすると集中が切れるんですよね。答え合わせするときも「え!これ間違ってるの⁉️」とかリアクションしちゃうタイプだからそこでも集中切れるし。
…っていうかそもそも、勉強って1人だとやる気が起きないんですよね。
M:というと?
T:心理学的にも、やる気はやらないと出ないんですよ。やると集中してくるから、やんないと始まらない。だから、1人でいると手詰まりなんですよ、自分の場合。
M:今さらっといい事を言ってたぞ笑
T:1人でいるとできないけど、ここでならできるから!塾だと、決まった時間に決まった内容をやらされるから、気分も乗らないし力がついてる気がしなかったんですよね。Youtubeの解説動画を見た方が理解できたっていうこともたくさんあったし笑
M:自分に合う学び方をT君は見つけたんだねぇ。
Tくんの探究学習について
M:今、心理学の話が出たけど、Tくんは今までどんなことに取り組んできたの?
T:最初は、興味のある心理学のことから始めて…、いろいろやりましたよ!
・心理学の『パラドックス』について
・宇宙の『ダイヤモンドの惑星』について
・心理学の『色彩心理』について
自身の取り組みを生き生きと話すT君
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T:…で、そこからは何かおもしろいこともやりたいなと思って。
そのとき、他のメンバーがイラストを描いている子が多くて、それで「自分も描いてみたい!」ってことで『パラパラ漫画』をやってみたんですよね。絵は苦手だから、他の子はやってない特殊なことをやりたいと思って。でも、やっぱりもともと絵が下手だからうまくいかなくて…。
次にやってみたのが、今もやってる『ドット絵』なんですよ。
ドット絵は、点のバランスと配置だから「ワンチャンできるんじゃね⁉️」と思ったんですよね(笑)
M:ワンチャンきたねぇ!同じ「絵」でも、パラパラ漫画は続かなかったのがドット絵は続いてる、この違いは何だったんだろう?
T:キャラを考えたり想像するのは好きなんだけど、言葉でうまく表現できないし、絵も苦手だし。ドット絵には自分の“苦手”がないから続いてるんじゃないかな。
初めて描いたドット絵
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ドット絵について深掘り
M:ドット絵を始めた頃ってどんな感じだった?
T:初めてやったときは50×50のマスで、すでにあるドットの絵を見ながらやりました。でも、ドット数が少ないと中途半端で、もっと細かく描きたくなっちゃうんですよね。だから、次のときは120×120でやっちゃえ!ドーン!って感じでやっちゃいました(笑)
M:え!? 2回目でいきなり増えたね!?
T:120×120ってMAXですからね(笑)けっこう初めの頃に、描いてるときの動画を撮ったのがあるんですけど…顔に16分かけてますね。
〈Tくん、動画を見始める。〉
うわぁ~、操作がおぼつかないですねぇ(笑)今ならもうちょい早くできそうだなぁ。
最近、自分でもびっくりするくらい描くペースが速くなったんですよ。
キャラクターを描くのに、だいたい2日で完成できる。(Tくんの場合、1日に2コマ分で1時間。)顔で1日、体で1日、完成!みたいな。
M:ドット絵に取り組んでるときのTくんの集中力、すごいもんね。画面で見てて分かる。夢中で取り組める「なんかおもしろいこと」に出会えたねぇ。
T:いや、本っ当に!!!ドット絵はこれからも続けると思う!
ドットアート作成の様子を大画面で再現してくれたTくん
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M:最近は、コラボプロジェクトみたいな形で他のメンバーが描いたイラストをドット化したよね!
Hちゃんのイラストだけど、足だけ描かれてなくて困ってたらCちゃんが「私が足描いてもいいですか?」って言ってくれたやつ。
T:そうそう!キャラクターのほとんどを描いた人と、足を描いた人と、ドット化した人、全員違うっていうね!あれ、本当にビビりました。「足描けたよー!」って足の部分の画像が送られてきたの見て、「え?」ってマジで真顔になりましたよ。もう真っ先に「これ、どうやって描こう…(゚-゚)」ってなりましたもん。
M:ヒールのクロスサンダルだったもんね!あれをよくドットで描いたね!
T:計画としては、まずばってんを描いてそれを斜めにして…って思ってたんですけど。やってみたら、ばってんを描くのに必要なマス数が想像と違ったからそこでまず計画が狂って。
そこからは試行錯誤しまくりましたよ!ばってんは描かなきゃいけないでしょ?
でも、ラインを動かすってことは点を全部動かすから、塊にならないようにまた動かすでしょ?
本当は左右対称にしたかったけど、動かしたら下に寄っちゃって、ばってんに見えなくなるから、もう左右対称は諦めて…。ばってんを縦長にしたり横長にしたりって試したけど、結局どっちかにめっちゃ寄るし!だから角度を変えて…とか、とにかく試しては改善してを繰り返しまくりました!
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M:完成図だけ見て「すご!」って思ってたけど、こんな努力が詰まってたのね…!(詳しくはインスタへ)
T:正直、靴がいちばん難しかった!
今まではもうドット化されてる絵をコピーしてきてたし(すでにドット絵として完成されている絵を模写してきた)、輪郭も髪とか洋服で隠れてるのが多かったから、今回のは輪郭も頑張ったかな。
M:今までは模写してたのが、自分でイラストをドット化してみようってなったきっかけは?
T:それは……ハギタツ先生のひと声ですね(笑)2ヶ月以上前からやってみたら?とは言われてたんですけど、「いや、まさか!まだ無理無理無理無理!」って思ってやらなくて。ドット化やってみたのが4月末だから…2か月半くらい保留にしてました(笑)
M:そうだったんだ!自分でドット化できる段階にはもっと早くいたと思うけど、Tくんのペースで踏み切ったんだね。
QILOTでの自分の変化
M:QILOTで、自分が変わったなって思うことはある?
T:人と話すことが増えたと思う。それで、話しながら自分の考えがまとまるようになったかな。
あと、QILOTのみんなと話す中で、「納得できないと進みたくない」っていう自分が出てきたのは感じる。うまく言えないけど、何か変わったなぁとは思う。もちろん いい方に!
M:“自分で納得してから次に進めたい”って、塾だとなかなかそうはいかないもんね。
その思いはQILOTのアフタースクールに合ってるね!
M:ちなみにQILOTのアフタースクールは、どんな子におすすめだと思う?
T:人と話すのが好きな人は特に向いてると思う。もちろん、黙々と作業したい人もいいと思うけど、自分は他の子の活動を見たり、一緒に話したりすることでできるようになったことがあったから。いろいろな地域の子と繋がれるのも面白い。
あと、やりたいことがない人・まだ夢が見つかっていない人にも向いてると思う。ここでは、予定を立てたり、方向性を決めるところから始めるから、今やりたいことがなくても大丈夫。
Tくんの今後について
M:最後に、これからこんな風にレベルアップしたいっていうイメージはある?
T:いつも行き当たりばったりだから、これからのことはあんまり考えてないです。その時その時に関心のあることをやっていきたいかなあ。
さっきインタビューの中で「計画立てて…」とか言いながら、自分あんまり考えてないな!(笑)
M:いやいやそんなことないよ笑 ちゃんと計画を立てて頑張ってる姿も見てきてるし。じゃあ今後の方向性も含めてまたいろいろ一緒に考えてみようよ!それを試しながら進んでいくのもいいよね。
それで、いつかTくんの頭の中にあるキャラクターもドット絵にしようよ(^^)
T:いやぁ~ それはまだまだ…!いやぁ~……笑