QILOT(キュイロット)のオンラインアフタースクールに2年間所属したAちゃん(中3)。
やりたいことが見つからなかった状態からここまでどんな変化があったのか、彼女の生の声を聞いてみた。
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みきてぃ – QILOTグループリーダー(以下M)
今年度でアフタースクールを卒業するAちゃんに、これまでの活動を振り返りながら、いろいろなことを聞いてみたいと思います。Aちゃん、よろしくね!
Aちゃん – QILOT生徒(中3)
お願いします^^
入校のきっかけ
M:まず、Aちゃんがアフタースクールに入ったきっかけは何だったの?
A:ハギタツ先生が、小学5年生の時の担任の先生なんです。退職されると聞いて挨拶に行ったときに、新しいこと(QILOTのアフタースクールの元の事業)を始めると聞きました。その時、私は人間関係とかいろいろ悩んでいて、先生に連絡して話を聞いてもらうこともあったんですよね。
お母さんも、先生が始める事業のことを聞いて勧めてくれて。それで、始めることにしました。
M:もともとハギタツ先生を知っていたんだね!
M:Mちゃんから見たハギタツ先生って、どんな人?
A:えーー!うーん…、一言では言い表せないですね(笑)
でも「本当に心から子どもが好きなんだな」って思います。
ハギタツ先生が担任してくれた年の最後に、クラスのみんなから先生にサプライズでプレゼントをしたんです。
そしたら、サプライズ返しがあったんですよ!!
DVD3枚に1年間の毎日の出来事がつづられた年表、写真、ラッキーカード…とにかくいろいろ。そんな先生います?笑
A3版 年表風カレンダー 1/22枚目
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A:これは担任だった時も今もですけど、私たちが「これやってみたい。」って言ったら「いいよ、やってごらん。」っていつも言ってくれるんですよね。
アフタースクールでも、私たちと一緒になって調べたり教えたりしてくれて、しかもそれが楽しそうなんですよね!
M:分かる~!ハギタツは何をやる時も楽しそうだよね!
QILOTでの「1on1」
M:QILOTのアフタースクールには「1on1」っていう、先生と子どもが1対1で話す時間があるよね。
Aちゃんにとって、1on1ってどんな時間だった?
A:私の場合は、先生に近況とか愚痴を聞いてもらう時間でした。本当に、何でも話してました。
一時期すごく悩んでいることがあった時は、泣きながら相談したこともあったし。思ってることを(言葉にして)出せたから、悩んでいる沼から抜け出せた、みたいな。
話すことってすごく大事ですね。自分のことを理解してくれる人もいるんだって分かりました。今 思うと、何気なく話す時間が自分と向き合う時間だったなって思います。
M:1on1で話す時間が、自分を見つめるとっても大事な時間になっていたんだね。
【イメージ】1on1コーチングの時間に信頼関係を育み、各自のモチベーション維持や自分をメタ認知することに繋げている。
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M:自分と向き合う時間があったことで、「ここが変わったなぁ」って思うところはある?
A:考え方そのものが変わりました。私、学校では学級委員になったこともあって、中心になって何かをするのが好きなタイプだったんです。でも、全部に全力で頑張ろうとしちゃうから疲れちゃうし、人間関係も大変だったんです。
今までは、うまくいかないことがあると、できない自分をいつも責めていたんですけど、「できなくてもいいじゃん」って自分を許せるようになりました。
あと、自分を分析できるようになってきて、自分のいいところも悪いところも認められるようになりました。
M:おぉ~。じゃあ、Aちゃんのいいところと悪いところを教えて?
A:いいところは、職人気質なところ・一度集中するとずっと集中していられるところ。悪いところは、神経質・飽きやすい・完璧主義なところです。
でも、これって長所・短所って切り離さずに「自分の特長」ですよね!
M:中学3年生にしてそう思えるってすごいなぁ…!私も「自分の特長」っていう考え方をしていこう!
グラフィックデザイン
M:Aちゃんといえば「グラフィックデザイン」のイメージなんだけど、入校当初から興味があったの?
A:いやいや全然(笑) 入ったばかりの頃は、特に好きなことも趣味もなかったので、先生と一緒に同じ本を読んで感想を話したり、あとは勉強が不安だったから、数学と英語を教えてもらったり。
1年くらいじっくり先生と話す中で、ようやくやってみたいと思えることができてきて、動画編集とか、グラフィックデザインとか、プレゼンとか、韓国語とか、いろいろ勉強しました。
M:Aちゃんが作ったメニュー表が実際にお店で採用されたよね!あれは本当にすごかった!
A:でもあの頃はモチベーションがちょうど下がっていた時期だったんですよ(笑)
なんとなくグラフィックデザインの基礎はできるようになったんだけど、具体的に作りたいものもないしどうしよう…って思っていた時に、ハギタツ先生がいつもの感じで「もう仕事しちゃったら?こんなの見つけたよ~。」って言ってきて(笑)だめもとでやってみることにしました。
一般向けのコンペに参加し見事に優勝
東京のレストランで採用が決まったAちゃんの作品
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M:依頼されてデザインすることの難しさはあった?
A:うーん、最初は難しかったですね。でも、「できなくてもいいじゃん」って気持ちでやり始めたら、いつの間にか火がついてました!
そこからは夢中で作業していて。完成形が見えてきたら、「せっかく出すならこだわったものを作りたい!」って気持ちも変わっていました。
あのメニュー表は、配置のバランスに一番苦戦しました。お料理の写真がたくさんあったので、それに言葉も載せるから、情報量が多くて…。
それを見やすくするために、写真や文字を動かして試して試して、とにかく試して納得いくあの配置にできました!
QILOTからの卒業
M:今年度でアフタースクール卒業だね。中学卒業に合わせてQILOTも卒業しようと思ったのかな?
A:中学を卒業するっていうのも、タイミングとして1つのきっかけです。でも、「これからは自分の力でやってみよう」って思ったんです。
やりたいことについて、調べ方も分かるようになったし、ある程度は自分の力だけで進めることもできるようになったので、そのままだらっと続けるんじゃなくて、卒業して自分の力でやってみようと思えました。
M:「自分の力だけでできるようになった」って、まさにQILOTで身に付けてほしい力がついたってことだね!頼もしい言葉が聞けて嬉しいよ(^^)
QILOTのリーダーとしても力を発揮してくれたAちゃん
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QILOTの魅力
M:Aちゃんが思う、アフタースクールのいいところってどんなところ?
A:「これやってみたいな」って興味があっても、何から始めたらいいか分からないことってあるじゃないですか。そういう時に、それを先生に言うと「こんなアプリがあるよ」とか「こんなやり方があるよ」って教えてくれて、入口を作ってくれるんですよね!
グラフィックデザインならまずは「Canva」とか、動画編集なら「Capcut」とか。入口が分かると始めやすいので、それがすごくいいところだなって思います。
M:たしかに!せっかくやってみたいことがあるのに、最初の一歩目をどう踏み出したらいいか分からないことってあるもんね。
Aちゃんの直近3ヶ月の振り返りシート。
好きを突き詰めつつ「計画」「分析」「振り返り」を回して
自分をコントロールできるようになった。
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QILOTはこんな子におすすめ
M:最後に、このアフタースクールをどんな子に勧めたいなって思う?
A:好きなことを追究したいと思ってる子はもちろんですけど、好きなことがまだ見つからないっていう子にも合うんじゃないかなって思います。
今、夢中になって取り組みたいことがなくても、やってみたことをいつか使うときがくるかもしれない。1つのことだけ追究するんじゃなく、いろんなものを手に取ってほしいなと思います。ここでは、やることを自分の意志で選べるから。
M:Aちゃん、たくさん聞かせてくれてありがとう!QILOTを卒業しても、Aちゃんのこれからの活動を応援しているよ(^^)