みきてぃ – QILOTグループリーダー(以下M)
今日は、QILOTの中学2年生メンバーのOちゃんに、これまでの活動についてインタビューをしていきます!Oちゃんよろしくね!
Oちゃん – QILOT生徒(中2)
お願いします〜!^^
QILOT参加の理由
M:まずQILOTを知ったきっかけは何だったの?
O:ハギタツ先生とお母さんが三島市のイベントで知り合って、それでQILOTのことを知ったんですよね。それで、体験でハギタツ先生と話をしてみて、入ることにしました。
M:そうだったんだね!体験からQILOTに入ることに決めた理由は何だった?どんなところがいいなって思ってくれたの?
O:いろいろなことに挑戦できるっていうのが決め手でした! 例えば塾だと「○曜日はこの教科」とか、他の習い事でも、基本やることって決められているじゃないですか。今日はそんな気分じゃないんだよなぁ…って時でもやらなきゃいけないっていうか。
でも、QILOTではやりたいことを自分で考えて計画できるっていうのがすごくいいですよね!先週はこれをやってみたけど、今週は違うことに挑戦してみようとか。
毎回必ず作るスケジュール。
その日ギリギリ達成「できない」くらいの目標設定を意識。
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M:今日はその気分じゃないんだよなぁって日、あるよね!
O:はい(笑)あと、私、自分の好きなことでも誰かの目がないとやらないんですよ(^^;) 家だとテレビの誘惑もあるし(笑)好きなことをもっと好きになるには、誰かに見ててもらうのがいいんです!
M:おぉ~、今すごくいいこと言ったね~!「好きなことをもっと好きになるには誰かに見ててもらうのがいい」…なるほどねぇ!
O:へへへ(笑)今までは一人でやってるとうまくいかなかったらもうポイッ!って感じで。でも、ここでは必ず目標を決めて、最後にその目標に対しての振り返りを書くじゃないですか。仮に「うまくいかない」ってなっても一旦そこを今日の完成にして、また別の日に続きをやるっていうのができるのもいいなって思いました。
M:うまくいかなかったらポイ!封印!だったOちゃんが「うまくいかなかったのを今日の完成」ってできるようになった、ってすごい変化だよね⁉ どうしてそう思えるようになったの?
O:振り返りの時間に、「今日はうまくいかなかったんですよ~」って話したら、ハギタツ先生に「じゃあ、次はどうしたらうまくいきそう?」って聞かれたんです。
(え⁉ そんなこと今まで考えたこともなかった!)って衝撃でした。最初の頃はそう聞かれても、全然言葉が出てこなかったんですよ。でも、この振り返りシートを書き続けていると「次にどうすればいいか?」まで自然と考えることができる。自分で考えられているのかは分からないけど、振り返りシートがあるから自然と書けるようになってきました。
M:その振り返りを自分で書けているんだから、ちゃんと自分で考えられているよ!
えー、そんなに絶賛するなら、私も何かやるときに振り返りシート使ってみようかな…。
O:やった方がいいと思います!!
「次まで考える」のがポイントですよ!今日は何をやるんだっけ?って思って自分の振り返りシートを見てみると、「あ、今日これやるんだったな。」とか「前回これやってたな。」とか、今までに学んだきたことも全部残ってるから、あの時学んだこれを使って今日もやってみようって思えたりして。これこそ振り返りだー!って思ってます(笑)
M:振り返りの大切さを感じてくれていてとっても嬉しいよ~!
O:あらためて考えると、この振り返りシートに知らぬ間にお世話になってますね!笑
最後に必ず書く振り返りシート。
1日の中で計画▸テスト▸分析▸改善のサイクルが回せる仕組み。
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Oちゃんの取り組み
M:これまでにいろいろなことにチャレンジしてきたOちゃんだけど、あらためて今まで取り組んできたことを教えてくれる?
O:ええっと…アナログのイラスト、デジタルイラスト、LINEスタンプの販売、アニメのアフレコ、ニュースの音声配信の練習、音源の編集に歌の練習、そしてアニメーション作成かな?
M:いろんなことにチャレンジしてきたよね〜!様々なことに挑戦してきて感じたことってある?
O:やってみて初めて分かることがたくさんあるなって思いました。
M:おぉ!例えば印象に残ってる活動ってある?
O:例えばアニメの吹き替えは、まさか家であんなに簡単にできるなんて思ってなくて結構覚えてます。ハギタツ先生に一通りやり方を教わって、え!めっちゃ楽しい!ってなったんです。やっぱり声の仕事に興味あるなって。だからその後、実際に東京まで行って声優体験にも参加してみたんですよ!
M:えぇーすごい!QILOTでの体験が一歩を踏み出すきっかけになったんだね。
O:そうなんです!これからも時間を見つけてやりたいと思います!
アフレコしたい部分のセリフをAIの力で削除。
BGMや効果音はそのままにアフレコに挑戦できる。
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アニメーション制作
M:最近のOちゃんといえば、えむちゃんのアニメーション!がんばったよねぇ!アニメーションを作ろうと思ったきっかけを教えて?
O:まず「TikTokをやってみたかった」っていう気持ちがあって(笑)
あとは、『インターネットやめろ』って曲があるんですけど、それの動画をいろいろな人が作ってアップしてたんです。でも、私の大好きな「えむちゃん」の動画で好きなものがなくて… それなら作っちゃおう!って思ったのがきっかけです。1人じゃ無理でもQILOTでならできそうだなって。
M:「ないなら自分で作っちゃおう」って発想がいいねぇ!振り返ってみると、制作期間は…3ヶ月⁉超大作だね!3ヶ月、どうだった?
O:さっきの話とも繋がるんですけど、(時間をかけてえむちゃんを)描くこと自体は楽しかったです。でも「流行りが過ぎていく!まずい!」とも思ってて、ちょっと焦りもありました。QILOTの時間以外にもやってましたもん。(Oちゃんは、週2日QILOTに参加)あ、もちろん、気が向いたときだけですけど(笑)
動画アプリに読み込む前のイラスト。
後に背景を透過するためにグリーンバックにしている。
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M:色塗りも細かくやったねぇ…!
O:色はべた塗りにしたので、色塗りよりも線画の方が大変でした。もともとの絵を少しトレース(重ねて写すこと)して、それをえむちゃんにしていくんですけど…。全部を写しているわけじゃないから、あれ?元の動画はどうなってたっけ?とか、髪の毛の揺れ方はこう?とか、すごい見直したり描き直したりしました。
あと、反転すると服がおかしなことになっちゃうとか!えむちゃんの服を衣装で描いちゃったから、反転させると飾りとかがおかしなことになっちゃうので、反転機能は使わず、全てのコマを新しく描くしかなかったんですよね。制服とかにすれば反転機能が使えたのに…。
M:反転させる機能はあったのに、それが使えなかったってことか…!悔しいというかなんというか… よく頑張って描いたね。Oちゃんがイラストを描くのが好きなのは知ってるけど、アニメーションにするのは今回が初めてだったよね?
O:そうですね。アニメーションはハギタツ先生に教わりながらやって、絵はHちゃん(絵が上手なQILOT生)にアドバイスしてもらうこともありました。
M:すごいなぁ。中学生で、iPadでアプリを複数使いこなしてアニメーションを作るなんて…。私が中学生の時じゃ考えられない。
O:この時代に生まれたってことがね、大きいですよね。楽しんでますよ(^^)タブレットライフ!ふふ(笑)
M:うらやましいなあ^^ 作ってる中で、特に苦戦したことは何だった?
O:うーん…1つは、さっきも言った、線画が反転できなかったことですね。
もう1つは、アニメーションにする時なんですけど、イラストアプリで絵を描いた時に足の位置をそろえることを意識してなかったんですよ。だから動画制作アプリに全てのイラストを読み込んだ時に足の位置がバラバラで…。100枚近く直したのは大変でした。
M:100枚!?そんな苦労が詰まってたのね…!!それだけこだわって作ったアニメーション。完成度には満足してる?
O:全然ですね!笑(食い気味)「楽しく自由に」を優先して作ったので、動画はちょっと雑になっちゃったなと思います。途中で書いたメモが残ってたり、画面の隅に黒い背景が入っちゃってたりしてるんですよ。
M:そうだったんだ。じゃあ、第2弾に期待かな?
実際に作ったアニメーションの冒頭部
O:いやぁ……(^^;) TikTokに動画あげてる人、もう本当すごいなって思いました!流行りに乗ったスピードで描いて編集もしてるわけじゃないですか。編集のスピードとか鬼じゃん!って感じです。笑
M:鬼(笑)でも、そうかも。描いて編集して、実際にやってみたからこそ、その大変さを知ったんだね。
QILOTの魅力とOちゃんの今後
M:さて、終わりが近づいてきたので、あとちょっとだけ聞かせてね!Oちゃんの考えるQILOTの魅力ってなんだろう?
O:まずは自分のやってみたいことに取り組めること。あと、グループリーダーの先生たちが結構なんでも答えてくれるから、今まではお金がないとできないとか、機械が苦手だからとか、いろんなことが理由でできないと思っていたことができてしまうこと。その辺りかなあと思います。
M:嬉しいなぁ。じゃあそれも踏まえてどんな人に勧められそう?
O:やってみたいことがあるけどやり方が分からない子。あと将来の夢とか分かんないわーっていう人には特に向いていると思う。あ!あと私みたいに何かを頑張りたい気持ちはあってもインターネットやテレビの誘惑に負けちゃう子(笑)
M:ふふふ、なるほどね(笑) ちなみに、いろんな年齢の子が混ざってるのはどう?
O:すごく良いと思います!そもそも年齢の違いをあまり感じる場面がないというか。いろんな年齢層の子と話せたり情報共有ができたりするのは楽しいですよ。もう小学生も一緒でよくない?って思ったりもします笑
M:QILOTの想いが伝わってて嬉しい!
M:じゃあいよいよ最後の質問です。Oちゃんがこれからがんばりたいことを教えてください。
O:今は「ネットにもあげられる」って自信をもてるくらいのイラストを描けるようになりたいです!
M:うんうん!イラストならInstagramのアカウント作って投稿していくのもいいんじゃない?そしたら私フォローするよ!
O:じゃあ私もフォローします~!でも、今スマホの容量が全然ないので、まずはInstagramのアプリをダウンロードできるくらいまで空き容量増やすところからですねえ~(笑)
あ!あとうちの(両親が経営してる)お店で作るコインの下絵制作も頼まれてるんだった!やりたいことが多すぎて困ります!(笑)
実際に制作中のコインの下絵。三嶋大社の本堂を参考に描いている。
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【おまけ】ある日のハギタツ(QILOT代表)のつぶやき
ハギタツ(以下T)
そういえばみきてぃ、Oちゃんのことでさ、最初「アニメーション作ってみたい!」って言ってた時、誰よりも目を輝かせてたじゃない?
でさ、全体像をイメージして、完成までの大まかな計画を立てて、動画のフレーム数とか計算して、自分で0からイラスト描いて、動画の編集もしてようやく完成。おれも「よく頑張ったじゃん!」って声かけて、みんなからも「すげええ!」って言ってもらってさ^^
その後、Oちゃん何て言ったと思う?
O:なんて言ったんですか?
T:「できたぁぁぁあああ!けどもう一生やらない!めっちゃ疲れた!もう嫌だあ!」って(爆笑)
O:ええ!?あんなに頑張ってたのに?
T:そうなんだよ(笑)。でもね、最後にポロっと言ったんだ。「アニメを見る目が変わった」って。
その時思ったんだよね。あぁ、この数ヶ月はこの子にとって、きっと受験勉強の100倍くらい価値ある時間だったんだろうなって。
結果はどうあれ、興味のあったアニメ―ションの世界にとりあえず片足をツッコんだことで、他の子が全く見えていない世界を見られるようになったんだから。これから彼女がどんな道を歩むのか、本当に楽しみだよ。